【B1】好き勝手認定! 2022-23 B1アワード
当ブログが独自に選定する 2022-23 シーズンの B リーグアワード!
今期も無事にお届けします!
目次
- アワード発表に移る前に…
- 新人選手ベスト5
- 最優秀新人賞(新人王)
- NEW HERO 賞(Most Improved Player)
- MIP(Most Impressive Player)
- ネクストブレイク 賞
- Break the Border 賞
- 審査員 特別賞
- レギュラーシーズンベスト 5
- ベストシックスマン
- 日本人 ベストシックスマン
- レギュラーシーズン MVP
- レギュラーシーズン 日本人MVP
- リーグ ベスト5
- まとめ
- オマケ
- ランキングの選出方法について
アワード発表に移る前に…
MVP などを選定するにあたって『実際のところブログの評価は正しいの?』という疑問を解消する回を前回行ったので、そちらもよろしくお願いします!
gyrokawai-basketball.hatenablog.com
本家アワードでは各賞いろいろと物議を醸していましたが、このウェブログは炎上しないように祈っております(笑)。何卒。
新人選手ベスト5
アワード新人賞規定対象者のうち、活躍した上位5名(順不同)。
高島 紳司(宇都宮ブレックス)
小川 麻斗(千葉ジェッツ)
キング 開(横浜ビー・コルセアーズ)
河村 勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
佐土原 遼(広島ドラゴンフライズ)
まず選考対象の選手についてですが、Bリーグ公式のアワード基準に合わせており、規程の「新人選手」項目ではなく、「今季からBリーグに初めて登録された選手」と「昨季開幕時に所属していなかった昨季の新人対象選手」(過去の最優秀新人選手賞受賞者を除く)を対象としています。*1
ぶっちゃけ上記の対象者選定が時間がかかってしまった要因なのですが、蓋を開けてみれば 23歳以下での抽出結果と変わりませんでした(笑)
今季も将来有望な選手揃いの選出となったと感じます!
最優秀新人賞(新人王)
新人選手ベスト5 のうち、最も活躍した選手。
河村 勇輝 (横浜ビー・コルセアーズ)
新人王選出においては、やはり圧倒的なパフォーマンスでした。
22歳ながら他の対象者の2倍近いプレイタイムを獲得し、キング開選手とともに横浜ビー・コルセアーズを牽引した河村勇輝選手が新人王です!
NEW HERO 賞(Most Improved Player)
今シーズン最も成長した選手。
キング 開(横浜ビー・コルセアーズ)
続いて今シーズン最も成長した選手として、NEW HERO 賞は キング開選手です!
チーム内で難しい運用の役どころながらも、要所で攻守にくさびを打ち 目立たないながらもチームのCS出場に対して重要な貢献を果たしました。河村選手とともに次期日本代表を目指してほしいと願っています。
MIP(Most Impressive Player)
今シーズン最も印象に残る活躍をした選手。アワードにおける MIP 賞。
ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)
CS優勝を果たした琉球、チームの圧倒的リバウンダー ジャック・クーリー選手が今季のMIPです!
琉球の特長ともいえる日本人選手の思い切りのよいシュートは、「必ずオフェンスリバウンドを獲ってくれる」という安心感から生まれている面も大きく影響しているでしょう。不完全燃焼だった昨季シーズンへのリベンジを果たしました!
ネクストブレイク 賞
少ない出場時間でも大きく活躍した、近い将来ブレイクが予想される選手。
カイ・ソット(広島ドラゴンフライズ)
2月に広島に加入し、出場時間 僅か413分弱と短いながらも圧倒的な潜在能力を感じさせたカイ・ソット選手をネクスト・ブレイク賞としてイチ押しします!
身長220cm、21歳のフィリピン代表。来季の広島と来季の契約を結びつつサマー・リーグに参加し NBAの可能性にも挑戦しています。Bリーグ内だけでなく世界的な活躍を期待しています!
Break the Border 賞
現状を打破し 境界線を越えていく「Break the Border」を実現させた選手、HC、組織・団体。
三遠ネオフェニックス ベンチスタッフ一同
昨季CS優勝の千葉ジェッツ。その輝かしき栄光に安定することなく、新しい挑戦の旅に出た大野HCをはじめベンチスタッフ一同に 今季の BtB 賞を贈りたいと思います。
設備が整い、資金も潤沢、メンバーも申し分なく、その価値を証明し続けているチーム。それを捨ててまで漕ぎ出した未来にいったい何を証明するのか。”現状を打破し 境界線を越えていく” 価値とは何か。彼らの挑戦は始まったばかりです!
審査員 特別賞
各種規定で対象外となったものの、活躍を讃え特別に表彰したい選手、もしくはHC。
ケリー・ブラックシアー・ジュニア(広島ドラゴンフライズ)
特別賞は広島 ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手です!
今季からBリーグ初登場のブラックシアー選手は、約半分が途中からの出場という6thマン。難しい役回りを求められつつ、チームのキーメンバーとして素晴らしい活躍を見せました。
レギュラーシーズンベスト 5
今シーズン、安定して活躍した5名。
日本人選手4名(うち帰化選手1名まで)、外国籍選手1名。
富樫 勇樹(千葉ジェッツ)
河村 勇輝 (横浜ビー・コルセアーズ)
ジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)
齋藤 拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)
まずシーズンベスト5の発表です。
日本人選手は全てPG ポジションとなっており、昔も今も B.LEAGUE における花形ポジションと言えそうですね! ホーキンソン選手はシーズン途中に新たな帰化選手として登録されました。外国籍選手は言わずもがな、ミスター・トリプルダブルのビュフォード選手が選出されています!
ベストシックスマン
出場試合のうち途中出場が50%以上の選手の中で、ベスト5を除き、最も活躍した選手。
クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)
MVP発表の前に、ベストシックスマンは千葉のクリストファー・スミス選手です!
出場56試合中36試合が途中出場、試合の展開すら操ってしまうゲームチェンジャー。公式でも堂々の2年連続の 6thマン選出を果たしました。対戦相手からも非常に評価が高いことが覗えます。
日本人 ベストシックスマン
出場試合のうち途中出場が50%以上の選手の中で、ベスト5を除き、最も活躍した日本人選手。
岡田 侑大(信州ブレイブウォリアーズ)
6thマンでは日本人選手も選出。
信州の岡田侑大選手は、意外(?)にも53試合中37試合が控えスタートの隠れシックスマン。出場時間自体は平均的な選手と同じなので、単純にメンバーの兼ね合いやHCのスターターの捉え方によるものと考えられます。年々安定した成績を残すエースに成長しつつある岡田選手。来季も活躍が楽しみです。
ここからは発表を先に行い、コメントは後で総括とさせていただきます。
それでは、シーズンMVPの発表です!
レギュラーシーズン MVP
今シーズン、B1で最も優秀であった選手。
ペリン・ビュフォード
レギュラーシーズン 日本人MVP
今シーズン、B1で最も優秀であった日本人選手。
河村 勇輝
リーグ ベスト5
今シーズン最も活躍した選手のうち上位5名。(外国籍枠 制限なし)
ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)
河村 勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
ジョン・ムーニー(千葉ジェッツ)
クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)
ヴィック・ロー(千葉ジェッツ)
まとめ
2022-23シーズン B1MVP は 島根スサノオマジックの ペリン・ビュフォード選手を選出しました!
昨季はベスト6thマンとして選出いたしましたが 今シーズンは先発出場100%を果たし、そのうえ幾度にも及ぶトリプルダブルを達成、まさしくチーム好成績の原動力となりました。また弊ブログ選定の月間MVPでも、7回中戴冠4回とまさに神がかり的な成績でした。その実力・成績ともに万人の認めるところかと思います。おめでとうございます!
横浜BCの河村選手は、全選手対象のリーグベスト5のうちでも2位にランクインしており、1位のビュフォード選手とのポイント(偏差値)差が 僅か 0.67Pts でした。
ビュフォード選手がトータルスタッツでぶっちぎるも、河村選手は時間あたりの高効率で肉薄した、とても熾烈なデッドヒートとなりました。日本人選手で外国籍枠制限なしベスト5にランクインするのは今後あるかないかの大事件だと思います。外国籍選手と同レベルの結果を残したことは驚愕に値しますし、正直どちらの選手が MVP であったとしても遜色ない活躍でした!
両者に MVP を授与したい気持ちもありますが、ここではやはり厳密に判定し、ビュフォード選手の戴冠といたしました。重ね重ね 本当におめでとうございます!
リーグベスト5では上記2選手に加え、なんと千葉ジェッツから3名の外国籍選手(ムーニー・スミス・ロー)が揃って受賞となりました! タイムシェア、能力値のベースラインの高さ、そしてチームの完成度の高さを見せつけられた思いです。さすがシーズン最高勝率のチームと言えるでしょう!
公式同様、スミス選手はシックスマンとベスト5の同時受賞となりますが、これはもう仕方ないです!(笑) そうなっちゃうんだもの。
新人王、ニューヒーロー賞、ネクストブレイク賞は納得の選出ができたのではないかと自画自賛しています。横浜BCのキング開選手、広島のカイ・ソット選手は河村選手とともに今後とも是非とも注目していただきたい選手です。
以上、独自アワード企画をお送りいたしましたがいかがだったでしょうか。
お楽しみいただけましたか?
当ブログでは来シーズンも Bリーグを追っていければと考えておりますので、お付き合いいただければ幸いです。
またね!
オマケ
外国籍枠ランキング結果
帰化&アジア枠ランキング結果
(日本人ランキング20位までの全体順位が対象)
日本人枠ランキング結果
新人選手 ランキング
ランキングの選出方法について
本ランキングでは以下の独自指標を使って評価します。
- EIOG:累積スタッツにおけるポイント
- HEOG:出場時間あたりのスタッツにおけるポイント
上記の独自指標では、各スタッツに対して「勝利係数」というものを定義しています。
「勝利係数」は、実際のチーム順位に対する各スタッツのチーム順位 のスピアマン順位相関係数です。
スピアマン順位相関係数とは平たく言えば、そのスタッツにおける順位とチームの順位がどの程度相関しているかを示したものですが、この数値を当該スタッツを稼いだ時に上昇(あるいは下降)する「勝利係数」と読み替えています。*2
各選手がどのスタッツをどれくらい稼いだかによって、チームの順位を上げることにどれくらい貢献したかを測ります。
- EIOG はスタッツの総数に対する貢献値(出場時間が長いほど有利)
- HEOG は時間あたりのスタッツに対する貢献値(出場時間が短いほど有利)
となります。計算式について詳しくは → こちら
過去の当ブログアワードは EIOG のみで行うこともありましたが、現在は両方の値それぞれで選手ごとの偏差値を算出し、その合計平均値 「(EIOG 偏差値 + HEOG 偏差値)÷ 2 」が高い選手を「価値の高い」選手として評価します。
ただし、出場時間が短すぎる選手は HEOG の偏差値に外れ値が出やすいため、評価対象として「全選手の出場時間の中央値 ÷2 以上」を満たす選手を独自ポイントの対象者とします。
*1:
新人賞対象選手は 2020-21, 2021-22 シーズン追加条件 を参照してください
*2:
注意点として、相関係数の使い方としては誤っていることにご注意ください。
当ブログ筆者は間違っていることを承知の上で適用しており、本記事を引用したことにより受けた被害に関しましては関知いたしません。