Bリーグ好き勝手

Bリーグ(国内バスケットボール)の主にB1を中心に、スタッツを考察したりしなかったり

【B1】2022-23 シーズン 各チーム 戦力予想



2022-23 シーズンが開幕しました!

 

毎年恒例のチーム情報の確認を行っていきます。

今シーズンの編成が知りたいかたも 選手の入れ替えを確認したいかたも、弊ブログ独自の評価値とオススメ選手などを紹介していますので ぜひご覧ください!

 

今回は B1編!どうぞ!

 

[変更:2022.10.11] 

【重要】著作権・肖像権・パブリシティ権について | 千葉ジェッツ

上記案内に違反している画像を削除しました。申し訳ございませんでした。

 

目次


移籍動向の表の見方は巻末につけました。

見方が分からないなーと言う方はご参照いただければ幸いです。

 

それでは早速いってみましょう!

 

 

レバンガ北海道

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ナナーダニエル弾 選手、ドワイトラモス 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

移籍の全体的な感想としては「可もなく不可もなく」。

最も大きいのは ドワイト・ラモス選手の加入。アジア枠としての能力も高く 躍動する可能性が高い。山口選手の放出と高橋選手の加入は 思ったより大きな影響は生じなさそう。しかしながらデモン・ブルックス選手のIL入り離脱は痛い。

指標での注目選手はドワイト・ラモス選手。チームから期待される役割も大きい。そしてもう一人、ナナーダニエル弾選手は筆者の個人的な注目選手。プレシーズンゲームで存在感を示した。外国籍選手とのマッチアップで気迫を示せば、日本代表を視野に 一気に大化けする可能性あり。

 

 

仙台89ERS

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ネイサン・ブース選手

渡辺 翔太選手 / 岡田 泰希 選手 / 澤邉 圭太 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

B1昇格で大幅な入れ替えは行わなかった仙台。

昨季B2 2位の失点の低さを誇る守備力が見もの。特に3ポイントを「打たせない、入れさせない」ディフェンスシステムが B1 相手にどこまで機能するかが命運を分ける。

外国籍選手の稼ぎ頭 デビン・オリバー選手の放出は厳しいところがあるが、プレシーズンゲームを見る限りは ネイサン・ブース 選手の献身でカバーできそうであり、どこまでプレイタイムを伸ばすか。

そして大注目の若手トリオ 渡辺/岡田/澤邉 が欠場なく躍動した場合は、戦線をかき乱す大注目チームとなる可能性あり。

 

 

秋田ノーザンハピネッツ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

古川 孝敏選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

ほとんどの人の予想には無かった外国籍総入れ替えで驚かせた秋田。入国後のハプニングはあったもののクロフォード選手の加入により無事 13 名で開幕を迎えられそうだ(追記:9月30日にスティーブ・ザック選手の加入とジョシュア・クロフォード選手の新潟への移籍が発表された)。円熟期を迎えたチームをブラスウェルHC代行がどのように采配するのか期待したい。

要注目選手は昨季に引き続き 古川孝敏 選手とした。昨季は田口選手の加入で役割の転換が必要とされたものの 見事にチームの支柱となり CS 進出に貢献した。B1いちのスリーポイント決定率を誇る秋田では昨季に増して古川選手の存在が必要とされるはずだ。3&D の真骨頂を見せたい。

 

 

茨城ロボッツ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

福澤 晃平選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

メンバーの半分を入れ替えた今季の移籍は世間的な評価も高く、ファンにとっては期待が高まるオフシーズンとなったはず。新旧メンバーの融合は グレスマンHC の得意とするところであり、選手の持ちうる才能を最大限発揮する布陣が期待される。

注目の 福澤晃平 選手について、昨季 B2 昇格後のチームで最終盤での契約を決めた際に「チーム全体の成績を左右するほどの影響力」と指摘した通り、B1の舞台でも如何なく才能を発揮した。今季は帰化枠のケネディ選手の加入などチーム内での競争も激化するが、チームの勝利のために より多くのプレイタイムを得たい。

 

 

宇都宮ブレックス

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ヤン ジェミン選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

有終の美を飾った安齋HCから佐々体制に移った初年度は堅実な動きとなった。

富山から加入したマブンガ選手に話題が向きがちではあるが、昨季十分に試合に出場できなかった要因である膝の具合は プレシーズンゲームもあまり出場していなかったことからも依然不透明。

ON1の場面で外国籍と対峙した ヤン ジェミン 選手は 当たり負けする場面も少なく守備面でも宇都宮にフィットしているように見受けられた。信州時代も出場時間が少ないものの 出場時には高い貢献値を示しており、時間あたりではアジア枠で2位につけるポテンシャルを持つ。真価を発揮できるか。

 

 

群馬クレインサンダーズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

五十嵐 圭選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

移籍の IN/OUT の人数を絞っての少数精鋭の 11 名体制でのスタートを発表した群馬。しかし開幕前に新加入の並里選手が骨折にて復帰時期未定となり、実質 10 名体制での試練のスタートをどう乗り切るか。

特に PG は若手の菅原選手と球界最年長の 五十嵐圭 選手のみとなり、他に代替選手も見当たらないため注目選手に挙げた。とは言いながら、五十嵐選手はいつでも逆境にこそ静かに燃える男。クールなフェイスの下に隠された強かな闘志、それにより心の琴線が振るわされる楽しみかたを群馬のブースターは知ることになるだろう。

 

 

千葉ジェッツ 

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ヴィック・ロー選手

 

感想

今オフのHC 交代は少なからず衝撃が走り、流出した選手を鑑みればチームの屋台骨も揺らぐかに思われた。しかしながらプレイタイム換算では意外と何とかなってしまうのが地力の強さ。

日本人選手は 大倉・佐藤 両選手がカバーしうる。後はダンカン選手の後釜として選ばれた ヴィック・ロー 選手がフィットすれば意外と戦力ダウンと評すべきものが見当たらない。この辺りの無理の無さ、隙の無さが千葉ジェッツの魅力のひとつ。

 

 

アルバルク東京

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

セバスチャン・サイズ選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

複数年契約のルカHCからアドマイティス体制へと移行したA東京、メンバーは ほとんど据え置きとなった。

注目選手を挙げるとすれば、やはり昨季MVPの セバスチャン・サイズ 選手だろう。外国籍選手を 1 名 PG 枠に割く運用を鑑みれば必然的に負荷がかかる立ち位置。その負担軽減のためにはロシター選手の復調が必須だ。彼らとカーク選手、吉井選手を絡めたローテーションがどのように機能するかに注目したい。

 

 

サンロッカーズ渋谷

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ライアン・ケリー選手、井上 宗一郎選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

堅実な移籍動向で知られるSR渋谷。今季も動きは抑えめとなったが、なによりの朗報はライアン・ケリー 選手の故障者リストからの復帰だろう。2季連続での大黒柱の離脱で 不本意な順位に甘んじているチームの今季の躍進の鍵を握る。

また日本代表選手として重宝されている 井上宗一郎 選手も特筆すべきだろう。長身ながらスリーポイントあり 自己を犠牲にする献身性ありで、5アウトのモーションオフェンスには最適の日本人選手の一人。チームでもプレイタイムを勝ち取ってほしい。

 

 

川崎ブレイブサンダース

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

マット・ジャニング選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

アギラール選手の離脱は予想外も、全体的には落ち着いたオフシーズンとなった川崎。布陣を見てもセカンドユニットとの質の差が少なく メンバー構成には非の打ちどころがない。今季の優勝候補として挙げる人も多いはずだ。

改善点を挙げるならば「CSで勝ちきれない」部分の対策をレギュラーシーズンの間でどう構築していくか。素の強さだけではない、いわゆる "隠し玉" 的な戦略をどう落とし込んでいくかがキーとなる。

高いレベルでまとまっているため注目選手を1名選ぶのには迷ったが、マット・ジャニング 選手とした。帰化選手を抱えるチームで外国籍 PG を採用するチームも増えているが、川崎には藤井選手がいるため その枠を個で勝負するタイプのジャニング選手に充てている。昨季までの貢献値は申し分ないとは言えるものの、更なるSFとしての存在感を発揮したい。

 

 

横浜 B コルセアーズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

河村 勇輝選手

 

ⒸB LEAGUE

 

感想

ジャクソン選手、オリバー選手、赤穂選手の加入はそれだけでポジティブなセンセーショナルだったが、やはり 河村勇輝 選手がシーズン開始からロスター入りしていることが最大の補強だろう。生原選手が抜けた分のプレイタイムをそのまま充てれば、昨季の時間効率が外国籍を含めた全選手中 15 位 という才能を如何なく発揮すると予想される。日本代表でも見せたタイトなディフェンス。日本の子どもたちが身近なリーグの舞台で生で見ることで どれ程の希望と興奮を与えるかを考えると、今から開幕が待ち遠しい。

不安材料はロスターが 11 名と少なめで 控え日本人選手の層がやや薄いところか。善戦を期待したい。

 


新潟アルビレックスBB

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

冨岡 大地選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

昨季に引き続き契約交渉が難航している新潟。半分以上のメンバーを入れ替え 生き残りを図るが、個々のプレイタイムの割り当ては正直厳しい状況と言わざるをえないだろう。

そのような中で個人的に推したい選手は 兼任通訳のアマチュア契約 冨岡大地 選手だ。昨季は金沢武士団(サムライズ)に所属し、チームはシーズン僅か1勝という苦境に立たされた。筆者も何度か観戦しタレント不足・戦術不足で力負けする姿を見ることになったが、冨岡選手はどんな場面でも 試合中に下を向いたり チームを諦めたりすることはなく常に「自分ができること・やるべきこと」にフォーカスしていた。今の新潟に必要なメンタル、マインドを持っている彼の B1 挑戦を見届けたい。

 


富山グラウジーズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

コーディ・デンプス選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

一昨季のBEST5マブンガ選手、アジア枠ラモス選手、そして PG 4名とチーム内の成績上位選手の契約解除が重なった富山。オフシーズンの動きとしては昨季以上に厳しい結果となった。

新外国籍 PG として加入した コーディ・デンプス 選手は、そういった事情を加味してプレイタイムは確約されている存在であり、彼の活躍がそのままチームの好不調に繋がると言ってもよい。彼が既存の外国籍選手や帰化選手のファイ サンバ選手との連携を早急に組み立てることが急務だ。

またバックコート陣に若手選手が多いため、彼らが攻守に渡りチームにフィットすることが必須だ。特に 野﨑由之 選手はラモス選手が抜けた穴を埋める役割が期待され、他のメンバーよりも多くのプレイタイムを受け持つと予想される。

 


信州ブレイブウォリアーズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

岡田 侑大選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

信州は選手獲得の方面では派手な動きが無かったものの、チームとして選手の能力を最大限活かせていないと感じれば無理に抱え込まず 移籍市場に人材を提供する方針については好感が持てる。ただ契約枠がまだ十分に埋まっていないことを鑑みると、その方針はリスクともなり得る。

私生活でのトラブルが報じられた 岡田侑大 選手も、西山・大崎選手 両PGの放出となると今季はチームからも期するものがあったと予想される。実力面では折り紙付きの選手なので、これからはプロとして自分を律し 誰からも応援される選手と生まれ変わる契機となることが望まれる。

 


三遠ネオフェニックス

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

金丸 晃輔選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

もはや毎季恒例となった感のある三遠の大幅入れ替え。今季は更に想像を超え  選手10名 + HC・スタッフ の大刷新を果たした。しかしながら、ただ徒にスター選手を集めても勝つのは難しい Bリーグ。今季は降格回避が至上命題となるだろう。

放出選手が 74% のプレイタイムを持っていたため、チームからプレイタイム大幅増を期待されているのが、金丸 晃輔カイル・コリンズワースサーディ・ラベナ の3選手。新加入の外国籍選手を含めた5人を核としチームを牽引しなくてはならない。特に金丸選手はスポットシューターとしての役割よりも「エース」としての活躍が求められ、時に強引なプレイメイクも見られるのではないかと期待している。

 

 

シーホース三河

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

アンソニー・ローレンス II 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

情報を整理していて思わず唸ってしまった三河の編成。あまりにも魅力的だ。

今季の注目選手は、昨季時間あたり効率4位の アンソニー・ローレンス II 選手。彼をいかに出場させられるかを考えると、組ませる相手としてガードナー選手と似たタイプのセンターが必要ということでオクイン選手。高さが足りない場合はシェーファー選手を使うのも良いし、ローレンス選手が出ていない時は橋本選手などを加えて高さで圧倒する構成もある。

やや出場過多気味の西田選手のバックアップとして、アジア枠のジャワト選手や、新加入の中村選手を使ったオプションも考えられる。高さで勝負できないとなれば相手チームはトランジションに持ち込むしか無くなるが、その前に立ちはだかるのは長野選手など前面からプレッシャーをかけてくるバックコート陣。

やりたいことが明確なのに その組み合わせは多彩という、とても面白いチームに仕上がりそうだ。

 

 

ファイティングイーグルス名古屋 

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

野﨑 零也 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

B2を好成績で優勝したFE名古屋は ほぼ昨季のメンバーを踏襲してB1初挑戦となる。大阪から中村選手、北海道から葛原選手と 若手ながら B1の実績があるメンバーを招集できたが、コアメンバーは今までと大きくは変化がないため B2 を圧倒した攻守が B1 に通用するかが最初の関門となるだろう。

注目は弊ブログB2MVP認定の 野﨑零也 選手。一昨年も「B1で見ていたい選手」として紹介したが、いよいよ満を持しての参戦となる。日本人エース級の活躍に期待したい。石川海斗 選手は、昨季のデータからは時間あたり効率に比べてチーム内での出場時間割合が高く過負荷ではあった。中村・葛原 両選手の加入により昨季よりは出場時間は減るのではないかと推察される。

 


名古屋Dドルフィンズ 

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

レイ・パークスジュニア 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

ほぼほぼ昨季を踏襲する形となった名古屋D。デニスHCによる初年度の改革は成功したと言ってよいだろう。

注目は昨季アジア枠評価1位の レイ・パークスジュニア 選手。評価値としては完全に他を圧倒しており Bリーグ出場枠の帰化・アジア枠で括ってもファジーカス選手に次ぐ全体2位と、目立たないが外国籍級の活躍をしていた "隠れ有能選手" だ。そして、そのパークスジュニア選手を上回る評価値なのが 齋藤拓実 選手である。彼ら二人がチームを牽引し、3&Dスタイルの デニスHCが描く理想の名古屋Dの姿を実現するシーズンとなるはずだ。

 

 

滋賀レイクスターズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

テーブス 海 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

例年の戦力初期化を脱し、ようやく従来の意味の「補強」を実施できた感のある滋賀。主力級日本人3名の加入で 外国籍の実力次第では上位進出も伺える編成となった。

総入れ替えとなった外国籍は未知数のためいったん横に置いておくとすれば、最注目は宇都宮から移籍の日本代表 テーブス海 選手。今までは途中出場が多く 悪く言えば「つなぎ」のパサーとしての役割だったが、滋賀では "エース" としての飛躍が求められる。若干23歳 新進気鋭のPGを活かすも殺すもギルHCの手腕にかかってくるところだ。

内輪の話で申し訳ないが 弊ブログは毎年滋賀の予想を大きく外すので今季こそは…と期するところ。

 

 

京都ハンナリーズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

シェック・ディアロ 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

正直な感想を言えば、かなり厳しいオフシーズンとなった京都。昨季の主力メンバーのほとんどが離脱し継承ができていないことが1つ、新メンバーの編成もバックコート陣に偏りフロントコートは外国籍頼みにならざるを得ないことが1つ。

サイズ的にも大黒柱の役目を一手に引き受けるのが シェック・ディアロ 選手だ。未だプレイを見たことがないが、チームの負担が大きく表れるポジションだけに彼がいかにコートに立てるかが そのままチームの行方そのものを左右する。新加入ながら大きな重圧がかかるが、ラナ 新HCのもと奮闘が求められる。

 


大阪エヴェッサ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

橋本 拓哉 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

出場機会の少ない選手を市場に放出し機会を与えると同時に、現実的な補強を行うことで定評のある大阪。今季も戦力は据え置き~ややダウンと言ったところ。

ファンの中でも注目は 橋本拓哉 選手の完全復帰だろう。待ち望まれるエースの復帰はチームの成績を最も左右すると言っても過言ではない。アキレス腱断裂という大ケガからの完全復帰は容易ではなく急がせるべきではないが、ケガ前のスコアリングマシーンの雄姿を再度見たいというのは 大阪のブースターのみならず全Bリーグファンの願うところではないだろうか。

 

 

島根スサノオマジック

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ニック・ケイ 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

昨シーズン好成績を収めた島根は主戦力をおおむねキープした。しかし金丸選手の複数年解除からの移籍の影響は考えざるを得ず、スリーポイントシュート偏重のチームながらピュアシューター不在のため、誰にその役割を頼むのかは頭の痛い問題だ。

スリーポイントの成功確率が下がることが予想されるため、リバウンドを確保する ニック・ケイ 選手の更なる活躍が期待される。ウィリアムス ニカ 選手とともにゴール下を制圧したい。

 

 

広島ドラゴンフライズ

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

ジャスティン・バルタザール 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

今季最も堅調な移籍を成功させたと言えるのが広島。ドウェイン・エバンス選手を射止めた手腕は素晴らしいの一言だし、目立たないながらもスリーとディフェンスに定評のある 上澤俊喜 選手を獲得したのは隅々まで目を配っている証拠。ジャクソン選手を放出したのはややリスクではないかと思われるが、全体的には称賛に値するオフシーズンだった。

注目選手は ジャスティン・バルタザール 選手とした。プレシーズンゲームを見る限りは まだチームにフィットし切っていない印象はあったが、才能や体格の有利は確実に感じた。落ち着いてくれば間違いなくBリーグに衝撃を与える存在になるだろう。その時は決して遠くはない。

 

 

琉球ゴールデンキングス

2021-22 -> 2022-23 全体移籍動向

 

2022-23 登録選手一覧

 

移籍選手一覧

 

要チェック選手

今村 佳太 選手

ⒸB LEAGUE

 

感想

エバンス選手 -> ダンカン選手 となったことでゴール下が主戦場の選手が 外国籍3名+帰化枠1名の4名となったことが主な編成の変更点。ペイントエリアが込み合うため、今村佳太 選手は外角の打ち手と エバンス選手が担っていたスラッシャーの役割を上乗せするバランスを求められる。

また 並里選手の放出により、ボールハンドラーにやや強めの負荷が予想される。前からプレスをかける姿も多くなったBリーグで、ピュア PG の不在は思うよりも響く結果になるかもしれない。

ただしハーフコートオフェンスを展開できてさえしまえば、その巨頭の有利を活かした圧倒的攻撃力を発揮するだろう。

 

 

新加入選手の評価と表の見方

新加入選手の評価

  1. 昨季B2 所属の選手の評価値係数を 0.58 とする。(前季 0.62)
  2. 新規所属の外国籍選手は、70,940 秒 出場し、累積ポイント 1921.5 ポイント、時間あたり 1899.2 ポイントを稼ぐ、総合順位 43 位くらいの選手とする

新規外国籍選手の想定レベルは ジョシュア・スミス(富山・42位)、ジャスティン・ハーパー(前京都・44位)相当。

 

全体移籍動向の見方

灰色の選手と橙色の選手を見比べて 全体的に灰色より赤色が上に配置されていれば移籍成功、逆は移籍失敗