Bリーグ好き勝手

Bリーグ(国内バスケットボール)の主にB1を中心に、スタッツを考察したりしなかったり

【B2】2021-22 シーズン ここまでのまとめ

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新年あけましておめでとうございます。

 

今回は新年にふさわしく お酒なども入れながら、B2 各チームの状況を放談していこうじゃあないか という企画です。

 

はじめに

最初に分析担当が独自基準でざっくりとそのチームで活躍している選手を挙げます。

その後 新春で浮かれている呑み助たちが 間違ってるのか当たってないのか分からない 話をしていくのを 軽いノリでまとめた記事です。

成人は同じくらいのほろ酔い加減で 応援しているチームの記事だけ読むのがオススメ。

 

 

青森ワッツ

  1. マイケル・クレイグ
  2. 駒沢颯
  3. レナルド・ディクソン

独自評価では上記のような感じ。ただ、クレイグ選手が「選手統一契約書第9条の違反」で 2021.11.12 に契約解除。その後 B1 京都入りするも

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こんな感じになってしまって涙を禁じ得ない。

となると駒沢選手1強王国建設ですが B2 全体で見ると平均値やや下ぐらいのスタッツなので周りのサポートが必須。あと今季 青森から移籍した選手がすごくスタッツ上げてるのが見ていてつらい。

 

仙台 89 ERS

  1. デビン・オリバー
  2. ジャスティン・バーレル
  3. ジェロウム・メインセ
  4. 澤邉圭太
  5. 渡辺翔

仙台は新規外国籍のオリバー選手が好調、やや調子を落としている?もののバーレル選手も求められた活躍はできていそう。

澤邉選手が全体 9 位ぐらいの時間あたりのトンデモ効率を残してて「絶対 彼をもっと使った方がいいでしょ」と思ったら 右膝後十字靭帯損傷の重症だったんですね…

basketballking.jp

去年の特指・渡辺翔太選手も大活躍していましたが骨折による離脱。ここの穴埋めはきつく後半戦は厳しい戦いではないかと予想されます。

 

山形ワイヴァンズ

  1. ケニー・ローソン・ジュニア
  2. オーランド・サンチェス
  3. ジャワッド・ウィリアムズ
  4. 村上駿斗
  5. 山田友哉

JW とサンチェス選手が期待通りの活躍ではあるものの、チームの中心であるケニー・ローソン・ジュニア選手が 佐賀在籍時よりもやや時間あたり効率が下がっていると見る。もうちょっと負担軽減が必要かなと思います。

要注目は愛媛から移籍してきた山田選手。若い選手で出場時間が周りの半分以下くらいなのですが、時間あたり効率がチーム 1 に高いので、思い切って出場時間を与えたいところだ。あとライコビッチ HC のライン踏み越えと体重増加にちょっとニヤついてる。

 

福島ファイヤーボンズ

  1. ジェイソン・ウォッシュバーン
  2. アレックス・マーフィー
  3. エリック・マーフィー
  4. 水野幹太
  5. 長谷川智伸

福島と言えばマーフィー兄弟、フィンランド代表の弟アレックスの方がやや地力が高そうですが 出場時間は兄エリックが多め。ウォッシュバーン選手が最もよい数値を残していますが 当ブログ的にはピタリ予想のため もうひと化け欲しい。

日本人選手では新潟から移籍してきた水野選手が中心になってきつつあると窺えますね。まだ23歳の若手。レンタル契約なので戻ってしまうことを考えると惜しい。

 

越谷アルファーズ

  1. アイザック・バッツ
  2. 鎌田真
  3. クレイグ・ブラッキンズ
  4. ソウシェリ
  5. 松山駿
  6. ジョナサン・オクテウス
  7. 飯田鴻朗

越谷はいきなり紹介する人数が多いんですが、全員が要注目のため厚めに載せています。

中でもいちばんエグいのが鎌田選手。21歳の特指で、月間 MVP にちょこちょこ名前が出てきていたので「なんかおかしいなぁ... 変だなぁ...」とは思っていたのですが、スタッツ量が半端ない! シュートめちゃくちゃ打ってるし、リバウンドめちゃくちゃ取ってる。試合中にボスハンドダンク決めちゃうし。こんな特指いいんですか? アリなんですか? 新人王規定に B2 があったら余裕で最有力候補に挙がると思います。

ちょっと身体が細く感じるので B1 では出場時間を与えられたか… そう考えると B2 でとにかく試合に出ているのはよい成長の機会であると思います。

↓ は茨城時代のインタビューですが 来歴がよくまとまっています。

ibanavi.net

ほか時間効率で爆上げしているのがソウシェリフ選手と飯田選手。出場時間は短めですが、正直もっと使った方が良いんじゃないかな。出場時間あたりでも昨季より上がっていますが まだややもったいない感じ。

バッツ選手、松山選手も例年に引けを取らない活躍を見せており GOOD。加えてオクテウス選手の連携が重なると越谷は手が付けられなくなるのでは。

 

アースフレンズ東京Z

  1. ジョシュア・クロフォード
  2. マークエディ・ノエリア

東京Z は飛びぬけて誰かが活躍しているというところもなく、青森と違うのは外国籍 2名がそこそこ順調というぐらいで あまり言うことが無いですね。。。

5 名ほどがリーグ中央値の半分にも満たない出場時間なので 選手起用自体も偏っている感じはします。ここから後半戦の戦い方にどう繋げていくか、見どころは ディープなブースターにお願いいたしたい所存。

 

…投げっぱなしはよくないよね、とじっくり見た結果「ノエリア選手と栗原選手は 3Pts を打つのを少し控えたほうがいい」とか「なんでフリースロー入らないの? って言われてそう」とか「アシストとターンオーバー見ると外国籍にボール運ばせてるだろ これ」とか辛辣な言葉しか出てこなかったのは バスケファンのよくないところ丸出し。

 

ファイティングイーグルス名古屋

  1. ジェレミー・ジョーンズ
  2. アンドリュー・ランダル
  3. エヴァンスルーク
  4. ブライアン・クウェリ
  5. 野﨑零也
  6. 笹山貴哉
  7. 林瑛司
  8. 石川海斗

東地区首位独走の FE 名古屋を評価するのも 蛇足みたいなところがありますが、あえてケチをつけていくストロングスタイルでいきますと「石川海斗 使いすぎ問題」というのはあると思います。石川選手は現在のところ B2 日本人 1 位のスタッツなのですが 実は総合評価ではチーム内 日本人 4 番目です。

石川選手は相手も「嫌だな… 嫌だな…」と感じる選手であり 被害者マシマシ大作戦も致し方ないとは思うのですが、チーム内で最も出場時間が多く 時間あたり効率はさほどでもなくなっています。時間あたり効率が突き抜けてるのはジョーンズ選手やエヴァンスルーク選手なのですが ポジションの近いところで言うと笹山選手の方が圧倒的に時間効率がいい。後半戦、石川選手酷使をどう改善していくかはワンポイントあるかと思います。

補強組のうち、ランダル選手、クウェリ選手、野﨑選手、相馬選手は例年通りの活躍。笹山選手がアゲアゲ状態で(というかB1組みんな予想より高い)、ほか新規加入したジョーンズ選手とエヴァンスルーク選手がガッツリ効いたのが今の順位という評価に。

 

西宮ストークス

  1. デクアン・ジョーンズ
  2. シェイク・ムボジ
  3. シャキール・ハインズ
  4. 川村卓也
  5. 道原紀晃

今のところムボジ選手メインで来ているもののジョーンズ選手の方が手ごわいかなという印象の西宮。とは言えチーム内上位メンバーは戦力的に期待通りの活躍といったところでしょう。

気になるのは中西選手。西宮復帰となりましたが おそらくリーグ1ではないかというくらいにスタッツを落としました(もちろん 元々それだけ高いスタッツを誇っていたという証左でもありますが)。ケガなどでコンディションを崩してないとよいのですが、と心配になってしまいます。

 

バンビシャス奈良

  1. グレッグ・マンガーノ
  2. デイビッド・ドブラス
  3. ジョーダッシュ・マブンガ
  4. 木村啓太郎
  5. クリス・オトゥーレ

奈良は好調(昨季比)のドブラス選手の放出でマンガーノ選手の一本足打法に近い状態。富山・マブンガ選手の弟 ジョーダッシュ選手も兄と同様に「才能はデカいが 起用には心中する覚悟が必要なタイプ」と見ました。早くオトゥーレ選手を馴染ませて安定感を出したいところ。

 

香川ファイブアローズ

  1. テレンス・ウッドベリー
  2. アンガス・ブラント
  3. リース・ヴァーグ
  4. 兒玉貴通
  5. 谷口光貴

香川の強みは3P多投+ディフェンスシステムで インサイドが弱いという弱点を持ちながら、ウッドベリー選手、ヴァーグ選手、兒玉選手と昨年からの継続が実り 戦術理解の高い状態で高い順位をキープしています。実はウッドベリー選手も兒玉選手も 去年と比べるとやや調子を落としていますが、その部分の穴埋めを滋賀からの移籍組がうまくカバーできている印象。

最近はブラント選手を主軸に置いた より攻撃的なスタイルに進化してきており、更なる強さで観客を(物理的に)惹きつけたい。

 

愛媛オレンジバイキングス

  1. ユージーン・フェルプス
  2. アンドリュー・フィッツジェラルド
  3. ライアン・クリーナー

愛媛は外国籍 3 名が飛びぬけており、良くも悪くも外国籍選手次第のチーム状況と言えそう。メンバーを見る限りは粒ぞろいの選手名が揃っていそうなのですが意外だと一同首をひねっております。バスケ七不思議。

フィッツジェラルド選手も B2 が長いですが、今シーズンはやや酷使ぎみで 時間あたりの効率がかなり悪化。彼らを点取り屋の仕事に専念させてあげる環境づくりが急務といったところ。

 

ライジングゼファーフクオカ

  1. ジェラルド・ビバリー
  2. ステッドモン・レモン
  3. ジェローム・ジョーダン

福岡も愛媛と同様に外国籍 3 名に頼りがち。

ただ愛媛と異なるのは、日本人主軸として白戸選手と丹野選手の 2 名がはっきりしているところ。特に白戸選手は気合の入り方が違うのか昨季から相当パワーアップ。チームの中心選手を担う形に。あとは どういう形で勝ちたいのか、チームをどういう風に持っていきたいのかをもっと表に出していいのかなと。

 

佐賀バルーナーズ

  1. レイナルド・ガルシア
  2. マイルズ・ヘソン
  3. ギャレット・スタツ
  4. 西川貴之

今最も怖いチームと言えば佐賀。幾つかの取りこぼしはあったものの、FE名古屋/越谷/熊本 といった強力オフェンスで整地しますよ軍団に 1勝1敗 の 5分で連敗を許さない立ち回りは見事。12.12 の仙台戦から6連勝(その後7連勝まで加算)を決め CS 圏進出に向け上昇気流。

あえて言うまでもなく現在得点王ガルシア選手の八面六臂の活躍があり、新加入ヘソン選手も似たタイプだけどリバウンドでの貢献があり、さらに 11.13 に西川選手が加入するとその後は10勝5敗と 欠けていたピースがぴったりはまった状態。序盤戦はしのぎ切った。ここから下位チームとの対戦が続く中盤戦での爆発を期待。

 

熊本ヴォルターズ

  1. LJ・ピーク
  2. ジョーダン・ハミルトン
  3. ベンジャミン・ローソン
  4. 磯野寛晃
  5. 木田貴明
  6. 佐々木隆
  7. ファイサンバ
  8. 古野拓巳
  9. 本村亮輔

熊本からは実に総勢9名をご紹介!

ピーク選手、ハミルトン選手に関しては戦前に記載した通り「そら そう よ」感しかないのですが、素晴らしいのは日本人選手も大幅に数字を上げてきたことです。特に23歳の磯野選手にガツンと出番を与え続け 磯野選手自身もそれに応え続けているのが素晴らしい。熊本はドナルド・ベック HC との相性抜群のチームかも。

 

おわりに(ランキング経過発表)

いい感じに酔っぱらってきたので シーズンここまでの独断と偏見ランキング途中経過を発表して締めとします!

今回はいつもの月間MVPとは異なり、「累積の貢献度」と「時間あたりの活躍度」をリーグ内偏差値で評価したランキングとなります。

 

日本人選手

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FE名古屋のメンバーが多いだろうなあとは想像できましたが、やはり 2~4 までの上位を占め圧倒。そして彼らを抑えて 年明け時点で日本人選手トップになったのは 越谷の特指 鎌田選手! 若い選手を優遇する方式ではありますが それでも他にひけを取らない出場時間とスタッツを稼いでいるのは事実。記事中でも触れましたがケガでの離脱が多いシーズンのため 終盤戦まで無事に走り抜けてもらいたいです!

 

外国籍選手

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外国籍枠は 得点ランキング 1・2 位を争う 2 人がそのままトップ争いを演じ、短い出場時間 かつ 年齢が若い LJ・ピーク選手が一歩抜きん出ました。同僚のハミルトン選手は途中欠場のため 9 試合ほど少ない状況ですが 効率性の高さから 3 位につけての復帰となりました。シーズン前から言っていますが、この 2 名が揃っている熊本が楽しみすぎますね。ほか注目選手としては、西宮のデクアン・ジョーンズ選手が全選手平均ぐらいの出場時間しかないんですが 時間あたりで異常値を叩き出しており、なんでもっと出さないんだろう? と注目しています。

 

アジア帰化枠選手

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アジア帰化枠は皆さんの予想通り FE名古屋のエヴァンスルーク選手が独走状態です。越谷のソウシェリフ選手は出場時間が短い影響もあり 少し気を抜くとランキング外に行ってしまう可能性も。

 

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

2022 年もどうぞよろしくお願いいたします!!